現場報告
加工
前回の続きを話す予定だったのですが今回は建物の骨組み部分の事を少し。
匠家では木造軸組み工法なんですが土台や梁等の
構造体を組み立てるうえで必要なのが「仕口や継手」。
色々種類はあるんですが全部はとても紹介はできないので一部だけ。
梁等が直角にくっつく所に使うのが「あり継ぎ」と呼ばれるもの。
よく見かける仕口です。
次は「かま継ぎ」これは梁と梁をつなぐときによく使われる継手です。
「あり継ぎ」もそうですがこの中にも種類が色々あるので気になる方は
「あり継ぎ」とかで調べてみてください。
そして「ほぞ」これは柱の上と下についている部分。
これが土台や梁にささり2階や屋根をささえます。
逆に土台や梁にあいているほぞのささる穴を「ほぞ穴」といいます。
今はこれらの加工を機械が作るんですが、昔は大工さんたちがみんな「墨付け」(材料に線を引いたりすること)をして、
それを「のこぎり」や「のみ」「かんな」などの道具を使いきざんでいたんです。
もちろん今もその方法で家づくりをしているところもあります。
匠家でも増築などの時はきざんだりもします。
そんな光景をつい最近見かけたので急遽ブログネタを変えてみました。
だんだん日中が暑くなってきましたね。
僕は夏が苦手で・・・なんて言っていると現場の人たちに
怒られるのでこの辺で終わりにします。
皆さんも体調にはお気をつけてお過ごしください。
楠