家づくり
断熱材の話
こんにちは。紅葉の季節も終わり、もう師走ですね。
11月28日は、匠家のお誕生でした。皆様のおかげで、ついに20歳になりました。
ありがとうございます。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
さて、先日、断熱施工の実技研修を受けてきました。
断熱材は、床下や壁の中、天井裏に隠れてしまうものなので、
建築現場に携わる方でなければ、なかなか見ることのないものだと思います。
でも、外の寒さや暑さを防いでくれる、とても大切なものなんです。
木造住宅で使われる断熱工法は、大きく分けると、「充填工法」「外張工法」の2種類があります。
・「充填工法」とは、柱などの構造材の隙間に、断熱材を充填する方法
・「外張工法」とは、柱などの構造材の外側を、断熱材ですっぽりくるむ方法
匠家では、「充填工法」で施工する場合がほとんどで、
床はボード状プラスチック系断熱材を使い、
壁・天井は、繊維系断熱材を使います。
今回の研修でも、これらの施工上の注意点を聞きながら、大工さんと一緒に模擬家屋で施工実習してきました。
大切なのは、連続した断熱層で家全体をすっぽり包み込み、室内の湿気が断熱層に入るのを防止するため、連続した防湿層を作ることだそうです。
言葉で書くと簡単そうですが、施工が良くないと快適な居住空間は得れれませんし、壁内に結露を引き起こす可能性もあります。
断熱材や防湿フィルムの施工方法や、壁と床、壁と天井との取り合い部分の隙間に施工する気流止め、
窓(開口部)廻りや配管配線廻りの注意点なども聞きました。
現在施工中の物件も、大工さんがしっかりと断熱材を施工してくれています。
冬の見学会等では、断熱性能の良さも感じていただけると思いますので、ぜひ、皆様のお越しをお待ちしております。野田